第86回耳鼻咽喉科臨床学会に参加して参りました!

2024.07.14

 6月28日(金)~29日(土)を休診とさせていただき、福井市で開催された、耳鼻咽喉科臨床学会に参加して参りました。

 少し報告が遅くなりました。申し訳ありません。また、金曜日・土曜日と、当院が休診になり、皆様には多大なるご迷惑をおかけいたしました。

 本年3月16日に北陸新幹線の金沢~敦賀間が延長され、長野からは乗り換えなして福井まで行くことが可能となっています。新しくなったJR福井駅は、斬新に変貌を遂げており、広場には恐竜モニュメントも数体設置されておりました(写真)。そう、福井県では新たに7種類の恐竜の化石が発掘されているのだそうで、恐竜にはそれぞれフクイザウルス、フクイラプトル、フクイベネートルなど、フクイの名を冠した名称がつけられているそうです。(皆さまご存知からもしれませんが、勝山市には、福井県立恐竜博物館があります)



と、いうこうとで、ことで学会のテーマは「発掘」でした。今回私は、ランチョンセミナーの講師として招聘されました。「ランチョンセミナー」というのは、お昼の時間にお弁当を食べながら講演を聞くということで、まあ、“食べている時間にぼーとしているのはもったいないので、その時間もお勉強しましょう”ということです。「鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎におけるデュピルマブのエビデンスー発掘と共有―」という演題名で講演させていただきました。デュピルマブというお薬(恐竜の名前ではありません)は、重症の喘息、アトピー性皮膚炎、蕁麻疹、痒疹、そして鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎に保険適用のある注射のお薬です。その効果は目覚ましく、医師も患者さんも医学の進歩を身をもって実感できる、そんなお薬です。専門的になりすぎますので、詳細ははぶきますが、当院でも気管支喘息、アトピー性皮膚炎、慢性副鼻腔炎の患者さんに使用しています。多くの先生方に、ご聴講いただき、用意していたお弁当が無くなり、隣の会場の分を拝借したそうです。あー、閑古鳥がなかなくてよかった!恐竜博物館に行かずに聴講してくださった先生方には感謝です。